「ハーグ条約」をご存知ですか?

ざっくり簡単に言ってしまうと、子供の連れ去り防止を目的とした条約です。
ただし、実の親をもその取り締まり対象にしているので、片親(たとえば母親)と子供だけで海外(ハーグ条約批准国)に出る場合はもう片方の親(この場合は父親)の同意が必要となります。

この「同意」というのが曲者で、国によっては空港の出入国管理局に口頭だけではなく文書での照明をしなくてはいけないこともあります。
これは通常、「渡航同意書」と呼ばれています。

私の知り合いでも、在住国(欧州のハーグ条例締結国)から日本に母親と子供だけで帰国しようとしたら、「渡航同意書」の提示を求められたという経験者がいます。

ほとんどの国ではその「渡航同意書」に定型フォーマットは無いようなのですが、求められる情報に少しずつ違いもあるそう。
様々なサイトで情報収集したところ、日本航空(JAL)のページに、分かりやすい一覧と汎用性のあるフォーマットを見つけました。
※すべてPDFファイルです。

参考資料(各国の必要事項など)

汎用フォーマット
http://www.jal.co.jp/tabi/info/visa/miseinen/freeform.pdf

記入例

で、なんでこんなことを書いてるのかというと、10月の秋休みにポルトガルに遊びに行くことにしたんです。
でも夫は多忙で、まさかの「現地集合・現地解散」になりそうなんですね。
つまり、私と娘の二人だけで飛行機になることになるんです。

そこで上記の「参考資料」を見てみると、ポルトガルは「大使館で書類作成」と書かれているんですね。
え、それのためにわざわざ大使館まで行かないといけなわけ?と更に調べると、在オランダのポルトガル大使館は問い合わせメールアドレスを公開されていたんです。
電話で問い合わせるよりもぐっと難易度が下がったので、(英語で)問い合わせしてみました。
すると、ありがたいことに翌日には回答をいただけました。

・オリジナルの英語フォーマットでも大丈夫
・ただし、同行できない親の直筆サインが必要
・そして(私の地元の)市役所でサインをリーガライゼーションしなくてはいけない
・ポルトガル大使館でも対応するけど、その場合は(私が)ポルトガル語で書類作成すること
(要予約)

ポイントとしては、上記の4つでした。
ポルトガル語での書類作成は難易度高いので、却下です。

そして更にオランダ語の資料を調べると、国防省HPに英語版の同意書フォーマットがありました。

Authorisation form for travelling abroad with a minor

0918


アムステルダム市役所では、サインのリーガライゼーションは11.50ユーロだそうです。

Toestemming ouder(s) voor reis met kind of kleinkind

ただし、私が住んでいる自治体のHPにはオリジナルの同意書ファーマットがあったのでそれを利用しました。
もし在蘭邦人のみなさまが同じような状況になった場合は、まず自治体のHPをご覧になってみてください。
そしてリーガライゼーションは18ユーロでした。あれ、アムステルダムより高い。

でも、おかげで堂々とポルトガルに遊びに行かれそうです。
備えあれば、憂いなしですね。

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