3月3日の夜にはディズニーランドに別れを告げ、パリ市街に戻った我が家。
翌日の4日(金)は、特に予定もなくパリ散策をしようと計画していました。

けれど、あいにく天気は朝から雨。
おまけに気温も低くて真冬並みだったので、雨風をしのぐためにルーブル美術館に行くことにしました。

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娘にとっては、初のルーブル美術館。私も久々です。
ダヴィンチ・コードでおなじみとなったガラスのピラミッド。

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ちなみに、ピラミッドの下から見上げるとこんな感じです。
この写真は 帰り際の晴れ間がのぞいた瞬間に撮影したので美しいですね♪

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そして、逆さまピラミッドも。
ダヴィンチ・コードだと、この逆さピラミッドの下にとある歴史的遺産が眠っていることになっていましたね。
もし本当なら、ロマンを感じます。

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肝心の芸術作品は、まだ娘には難しいものが多かった様子。
「モナリザ」の微笑も、7歳児には微妙だったようです。
ただし、オランダの芸術家たちの作品は、同じ国に住んでいる親近感からか興味を示していました。
画面奥にあるのは、オランダの画家フェルメールの作品です。

以前、司馬遼太郎氏の「街道を行く(35)オランダ紀行」をKindleで読んでいたのですが、
その時に読んだ知識が役立ちました。
司馬氏が「オランダはプロテスタントが主流になったことで宗教画を離れ、
人物や静物を描くことで芸術が開花した」という旨の文章を書かれていたのですが、
確かにオランダの画家たちの作品に宗教画は非常に少なかったです。

けれどパンやチーズ、果物といった今でも人間の生活に密接している
静物画は娘の興味も引いたようで、壮大な宗教画よりもよっぽど興味深そうにしていました。
こういうところから、芸術に親しんでいってくれたらいいなと思います。

trinity / Naoko Kurata