11月14日&15日の週末で、オランダは一気にクリスマス色を高めていきました。
 実はオランダのサンタクロースは他国と少し違います。
見かけは似ているのですが、シンタクラースと呼ばれる普段はスペインに住んでいるおじいさんです。
毎年11月にスペインからオランダの港に船でやってきて(その年によってどこの港かは変わります)、
市長さん直々にシンタクラースと従者たちをお迎えするのだとか。
それが今年は、11月14日だったんですね。
(もっと言うと、オランダの子供たちにシンタクラースからプレゼントが振る舞われるのは
12月5日の夜だそうです。)

この週末、我が家は、11月13日から開催された「ファルケンブルグ(Valkenburg)」という
街にあるクリスマスマーケットに遊びに行きました。
(でもこの様子は仕事で別の場所に記事にしているので割愛します。ごめんなさい)
この街はオランダの南端にあるので、アムステルダム駅から3時間ちかくかかります。

そして11月中旬からクリスマスまでの毎週水曜&土曜日にこの街で
クリスマスパレードが行われるので、 14日の夜に見学しました。

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いろいろな電飾のカートや、イルミネーションをまとった地元の子供ダンサーたちが
行進していきます。
あいにくの雨の中でしたが、沿道は見物客で大賑わい。

ただこの日は11月14日。ご存知のように、前日はパリで同時多発テロが起こっていました。
パレードの最中に放送が流れ、テロの犠牲者たちに向けて2分間の黙とうがささげられました。
黙とう中は、すすり泣く声も聞こえました。

でも祈りをささげた後は、元のように楽しいパレードになりましたよ。

そして翌日、家に帰るためにファルケンブルグ駅に向かっているときに、嬉しいハプニングが!

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なんと駅前で、シンタクラースと従者(※11月25日訂正。お顔が黒いのは、煙突を通って煤が付いたからだそうです)の乗った馬車とすれ違ったのです!
これには娘も大興奮!!

さらにさらに、電車に乗ってからもハプニングが。
ファルケンブルグの隣の駅から、シンタクラースの従者がたくさん乗車して来て、
我々乗客にお菓子をふるまい始めたのです!

もちろん我が家もありがたく頂戴し、娘と記念撮影もお願いしちゃいました♪

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この方は、女性の従者さんでした。

一泊二日のファルケンブルグ旅行でしたが、うれしいサプライズがありつつ
大満足に終わることができました。
ぜひまた何年後かのクリスマスシーズンに遊びに行きたいと思います。

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