我々は毎年、日本大使館から無料で「日本の小学生の教科書」を支給してもらっています。
国語や算数のベーシックな教科から道徳や書道まで網羅してくるという、ありがたいサービスです。

それらの教科書を習慣として読むサイクルは作れていないのですが、
娘本人は時々、思い出したように引っ張り出して読んでいます。

先日彼女が4年生の算数の教科書を開いていたので私ものぞき込むと、
こんな豆知識が載っていました。

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世界の割り算(筆算)のやり方って、こんなにパターンがあるんですね。
右下には、我らがオランダのやり方も。

娘曰く、この例題だと本当は15の横にマイナスがつくそうです。
この教科書の書き方は、古いやり方かもしれません。
だから彼女は、公文の算数で日本式の筆算をやる時、ついくせでマイナスを書きそうになるのだとか。

お恥ずかしながら、私はオランダ式をこれで初めて知りました。
お陰さまで娘はオランダの小学校の勉強をそつなくこなしてくれているので、
ほとんどそちらはケアしていなかったんですねよ。

ただ、ここにきてオランダ版筆算に俄然興味が沸いた私。
オランダ版の筆算の桁が増えるとどうなるのか、娘に実演してもらいました。

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こんな風になるそうです。そして、マイナスは数字の右側につくようです。
答えに「0」が入ってくると0をうっかり書き忘れそうですね。
日本式のやり方だと、答えが何桁になるのかだいたい目算できるので、0抜けも避けやすいんですが。
そういう意味では、日本式のやり方のほうが書き損じによる誤答は避けられそうですね。

算数とか数学って、言語を超えたユニバーサルなものかと思っていましたが、こんな違いがあるんですね。
これだから、世界は面白い。


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