「オランダ人はケチ」という噂は、広く知られているんじゃないでしょうか。
でも私が知る範囲では、寄付やチャリティーには気前よくお金を出す人々のようです。
つまり、自分が払ってもいいと思う分野にはどどんといくけど、それ以外にはびた一文出したくない国民性のようです。

そして、彼らは徹頭徹尾に合理的。
壊れたり破れたりしていなければ、どんなに時代遅れでも平気で使い続けます。
修理やお直しができる範囲なら、自分でやってまた使うでしょうしね。
そういうことを恥ずかしいと思う概念もなさそうです。
「使えるものを使い続けて何がおかしい?」ってなもんで、それも合理主義の一環でしょう。

そんなこんなで、オランダはリサイクルショップも大人気。
我が家の近所にも一件大きいお店があるので、ちょっとご紹介したいと思います。

品ぞろえは、本当に豊富。
こんな大型家具から食器のような小物まで、あらゆるモノが置いてあります。

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ちなみに、この手前のベンチは50ユーロでした。7000円しないくらい?

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アンティークな木製のピアノは200ユーロ。約2万6千円。
娘の情操教育のために欲しいと思ったんですが、家まで持ち帰る術がなく諦めました。

そして、洋服も。

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驚くのは、女性のブラジャーまでたくさん取扱いがあること。
自分の使い古しのブラジャーを売ろうと思う心意気も凄いし、買うお客がいることも驚きです。
ただ、この洋服というジャンルは玉石混合。
子供のズボンとか、膝に継ぎ当てあるものとか平気でならんでます。
お店が買い取るのも凄いな。。。

我が家が購入したものも、ちょっとご紹介しますね。

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娘用に、冬物のセーター。なんと1.25ユーロ。160円ちょと?安い!
ただ、これを買ったのはまだ寒くなる前。
つい最近またこのお店の子供服売り場をのぞいてみましたが、冬物はごっそり刈り取られた後でした。

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 パニーニメーカー。いわゆるホットサンドを作れるプレート。
小ぶりなこともあって、2.5ユーロ。330円くらい。
我が家の朝食に大活躍中で、これは本当に買って良かった一品です。

前述のように、リサイクルショップの商品は玉石混合。
品ぞろえもその時によって大きく変わるので、欲しいものがあるならマメにお店をのぞく根気も必要です。
でもそれだけに、状態の良いものを見つけた時の喜びもひとしお。
私なんて、毎朝パニーニメーカーを使うたびにお得な気分を反芻しています(笑)

使えるものを再利用するのは、恥ずかしいことでもなんでもないですね。
(他人のお古ブラジャーは勘弁こうむりたいですが) 
こんな宝探し気分を味わえるオランダライフ、悪くないと思います。
 
trinity